HOME > ニュースページ > 社会 > 詳細

馬三家の罪悪を暴露した杜斌氏 行方不明

2013年06月06日

【新唐人2013年06月06日付ニュース】 中国遼寧省の悪名高き強制労働収容所—馬三家労働教養所で行われている拷問の実態を明かしたドキュメンタリー映画「鬼の頭上の女性」を制作した杜斌(とひん)さんが、最近行方不明になっている事がわかりました。ドキュメンタリー映画の主人公の一人・劉華(りゅうか)さんは、数日間も連絡が取れない杜斌さんの安否を案じています。

 

劉さんによると、杜斌さんからは毎日少なくとも1回は電話連絡があったそうです。最後に連絡があったのは5月31日。杜さんはニューヨークタイムズの同僚に翻訳を頼みに行くと言っていたそうです。しかし、それ以来連絡が取れないそうです。

 

馬三家労働所被害者 劉華さん

「昨日(6月2日)夜10時に彼の家に行って、ドアをノックしましたが、誰もいない様子でした。明かりもついていなかったです。5分ほどドアをノックしたので、隣の家の人が出てきましたが、3日間も明かりがないままだと言っていました。このようなことはこれまで一度もなく、毎日私と連絡していました。今 彼の三つの携帯は全部つながりません」

 

我々が劉さんに電話取材を行っている間も、電波の妨害がひどく、通話はとぎれとぎれとなりました。劉さんによると、最近は電話がずっと監視されている状態で、通話もすぐ切れるそうです。

 

杜斌さんは自身が制作したドキュメンタリー映画放映会のため、5月に2度香港を訪れました。その際、中国共産党当局の抑圧には屈しないと強調しました。

 

天安門事件から24周年を迎える今年、中国当局は言論への抑圧を強化し、各地では多くの陳情者が拘束されました。また、多くの民主活動家や人権の為に闘う異見者らは当局の脅迫を受けたり、または軟禁状態に置かれています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/06/atext910041.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

トップページへ